2018年8月29日水曜日

『植物学のたのしみ』から

本ブログでは、これまで粟野地区公園の樹林地の写真を載せてきました。
ずっと写真を撮り続けてきて感じることは、 樹林地の姿は 季節に応じて変わるものの、同じ季節で比較すると あまり変化がないということです。
ただ、少しずつ極相林化しつつあります。

さて、植物の分類を調べるときに、いつも開いている本があります。
大場秀章氏の『植物分類表』(2011 アボック社)です。
分類法は、いまや主流となった APG体系に基づいています。

著者は、植物分類学のオーソリティーであり、植物に関する様々な書籍を上梓しています。
その中の一冊に、『植物学のたのしみ』という本があります。

『植物学のたのしみ』(2005 八坂書房) 表紙

表紙の絵は ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテ画 『バラ図譜』から
 Rosa eglanteria ‘Luteola’

読んでいて、粟野地区公園の樹林地のことを思った箇所(P.113)があったので、以下に引用します。

ヨーロッパ中・北部の人たちは、ことのほか落葉樹を好む。イギリス南部のデボン州では保水用に育林してきた広大な針葉樹の森を落葉樹に転換しつつあった。

一年中緑の変化に乏しく暗い針葉樹林よりは、春の展葉から秋の紅葉・落葉を含む四季の変化に富むことや、小型の動物の格好のすみかであること、などが落葉樹林が好まれる理由である。

粟野地区公園の樹林地は、落葉広葉樹が常緑樹(常緑広葉樹や針葉樹)に遷移しつつあり、昼でも暗いのが とても気になります。


2018年8月28日火曜日

粟野地区公園 第二期整備区域


粟野地区公園の全体図 「粟野地区公園第二期整備計画(案)」より)

粟野地区公園は、第一期整備計画で樹林地を、第二期整備計画で大津川支川(長谷津水路)沿いを整備するという計画が立てられました。
第一期整備計画は 2013年度に完了し、2014年3月22日に「粟野地区公園」として開園しました。

第二期整備区域の概要 同計画書より)

その後、第二期整備計画に取りかかったわけですが、用地の買収が終わっておらず、工事は一向に進んでいません。
いつ完成するのでしょう。


2018年5月3日木曜日

樹林地を歩く 2018年5月2日

粟野コミセンの隣にある 粟野地区公園の駐車場から歩いて行きました。

市道2130号


ハルジオンが いまを盛りと咲いています


中央口から進みます


散策路に張り出たアオキが成長していました


ワジュロのそばに掲示物


「シュロの活用」とありますが、ここのシュロを活用しているんでしょうか


シュロは生命力旺盛で、林に はびこってしまいます


小さいうちは可愛いのですが


散策路沿いに木が伐採されていました


境界木だったヒノキの列


ここで立ち止まり、時計回りに見回しました


行く手の右側


後ろを振り返って見ました


行く手の左側


さらに常緑広葉樹の中へと進みます


かつては フジが巻き付いていたのでしょうか


落葉広葉樹の多い場所まで来ました


落葉広葉樹の樹冠


明るい感じです


腐ってしまった杭


散策路の反対側にあった真新しい杭


出口が見えてきました


南 門


今回の散策途中で見た植物等は、以下をご覧ください。

➜  散歩で見たもの (2018年 5月上旬 ➁) セリバヒエンソウ


2018年2月14日水曜日

樹林地を歩く 2018年2月14日

久しぶりに粟野地区公園を訪問。
公園の駐車場から樹林地へと向かいました。

市道2130号を進みます


「原っぱ」に油圧ショベル(ユンボ)が置かれていました

この場所について詳しい方におききしたら、第2期工事のためではなく、病気になった竹を取り払うために 市の委託業者が油圧ショベルを使ったのだそうです。




中央口から樹林地を回ります。





アオキが散策路に張り出しています


散策路沿いにアオキが目立ちます




散策路の上でオモトが育っていました (???)








立ち止まって、同じ場所から 後ろの景色 と 前の景色を見てみました。

後ろは 明るい落葉樹の林


前は 暗い常緑樹の林




この時季、明るい落葉樹林










2017年11月5日日曜日

樹林地を歩く 2017年11月4日

市道2130号を南に向かって見たところ 右手が樹林地


ゴンズイ 美しい実が付いていました

中央口から回っていきます。

























フユノハナワラビでしょうか














南口です